エレファントカシマシ/THE FIGHITING MAN FINAL@さいたまスーパーアリーナ 感想
こんばんは!あきやまです。
記念すべき初ライブレポは,エレファントカシマシに捧げます。
そもそもブログ始めようかなと思ったのも,このエレカシ公演に行き,いつもはTwitterでねちねち感想とも呼べない駄文を連ねているだけだった私が,
「140文字で感想書き連ねてたら時間がいくらあっても足りねえ!!!!!」
って思ったからです。
やっぱりライブに行って思ったことは,できるだけ鮮明に残しておきたいなとか思ってしまったので。
特にこの公演については,忘れちゃならねえ1ミリたりとも!!と思ったので,いつでもライブの興奮が思い出せるように,書いてみたいなと思います。
語彙力皆無マンですが,書きまぁす!!!
個人の感想です。失礼なこと書いてたらごめんなさい…。
時は2018年3月17日。
埼玉県はさいたまスーパーアリーナ。
エレファントカシマシ30周年記念ツアー”THE FIGHTING MAN",47都道府県をまわり日本中を唸らせたツアーの記念すべきファイナル公演でした。
さいたまスーパーアリーナという大きな会場でワンマンライブをするのは25周年記念イヤー以来,キャリアで2度目ですね。
2017年に発売された最強シングル「風と共に」の先行封入特典で奇跡的にチケットを手に入れることができた私は,何カ月もこの時を心待ちにしていました。
そもそも私はくくりとしてはド新参に含まれると思います。
私とエレカシの出会いは,フェスでした。
忘れもしない,COUNTDOWN JAPAN16/17。ちょうど,30周年イヤーでお祭り騒ぎになる少し前くらいですね。
フェスで完全に腑抜けたどたまぶち抜かれてものすごい速度でエレカシにどっぷりはまり,エレカシ漬けの1年を送ることになります。
ツアーとフェスを含め,エレカシを生で見るのは5回目。
でも全然慣れないんですよねエレカシのライブって。
毎回ひりひりするし,はらはらするし,毎回初めて行ったかのようにどきどきする。
しかも今回は30周年の締めくくりの一つであり,今までで一番大きな会場。
めちゃめちゃ緊張していました。なんでかわかんないけど,前日の夜どっきどっきして全然眠れなくて。
…なんてことを言っておきながらぐーすか大爆睡し翌日目覚めると時計の針はもう午後。なんということでしょう。
もともと金欠ババアだったのでグッズは今回は諦めるつもりでいたのですが,せっかくだし早めに行ってミュージアム見て埼玉近辺ぷらぷらしようと思っていたのに…。
エレカシやヒラマさんじゅんじゅん楽器隊の皆様は朝もはよからリハーサルに明け暮れているだろうにこの意識の低さ,体たらく。星の砂で埋められても文句は言えません。
そんなこんなで自分に呆れつつ地方Tを着て電車に乗りようやく開演30分前に会場へ。
判子は公演後かなあ…とか思っていたらめっちゃ回転率良くて結構余裕持って押せました!
ルンルンで客席へ。
席はまあ…このキャパでこの位置ならまあ!って感じで。モニターと心の瞳でいつだって気分は最前列なので大丈夫です。
入場時に配られたチラシに宮本さんのインタビュー記事もあってじーんとしつつ。
コンサートが始まりました。
最初,大阪城ホールと同様,エレカシの歴史をたどる写真のスライドショーから始まりました。
また星の砂で埋められる案件なんですが,実は私まだ大阪城ホールのライブ映像見れてなくて。
だからこの演出は実質初体験だったのもあって,めちゃめちゃかっこよくて!!!
で,CDがジャケットがリリース順に出てきて。
あ~あのアルバムあの時死ぬほど聞いたなあとか,あのアルバムのあの曲にすっごく助けられたなあとか,
私の記憶も自然と走馬灯のように流れたんですね。たった1年分だけど。
「たった1年」って今だから言えるんですけど,この1年間,個人的に人生で一番いろんなことがあった1年で。ものごっつい濃くて。
いろいろ勝負事が多かった1年でした。
貧弱な私はこの1年,いつだって戦い続けてきたエレカシの音楽に,ライブに,死ぬほど助けられてきました。
あの時エレカシに出会ってなかったら…ってぞっとしてしまうくらい。
だから一方的にめちゃくちゃ感謝しているし,
エレファントカシマシの4人は,私にとってでっけえヒーローなんです。
そんな気持ちがVTRを見ながらどばどば溢れてきて,3210が流れてメンバーがステージに出てきた辺りで涙となってぼろぼろ流れてきました。
エレカシに出会えてよかった,今日ここにいられてよかった,ありがとうううううう。
ってライブ終盤かよってくらいの心持で泣いていました。
しかし,宮本浩次の歌声の熱量で涙は乾きました。そうです,目をかっぴらいて見なければ。このバンドを!RAINBOWの入りでそんな気持ちにさせられました。
っていうかしょっぱなRAINBOWってやばない?飛ばし過ぎじゃない?エンスト起こさない?ってなってました。
個人的ストリングスありで聞きたかった曲栄えある1位はRAINBOWでしたので,ちょ,ま,心の準備できてない!!って感じでした。
でもライブのオープニングの3210ってすごくいいなって思ったし,しょっぱなからかっ飛ばせる50代おじさんバンドかっけえなって,改めて思いました。
そしてRAINBOWで確信したけど,宮本さん今日最初から声の調子絶好調じゃん!!!
RAINBOWって喉すごく酷使すると思うし次の曲大丈夫かなって思ったけど邪推も邪推。
ここ一番の「あくびして死ね」,いただきました奴隷天国。あざます!!!
私としたことが忘れていた。エレカシって成長し続けてるんだった…
宮本浩次の歌唱力も,めきめき伸びてるんだった…もともとスカウター爆発するレベルなのに意味わかんないけど…
いらん邪推をした私はまた星の砂で(以下略)。
奴隷天国の風船演出,お祭り感マックスで綺麗ですごく良かったです。
私はとても風船に手が届く場所ではなかったけど,その分色とりどりの風船で鮮やかになっていく会場が見れたので良かったです。
そして今はここが真ん中さ!
例によってものの数秒でタンバリンちゃんの出番は終わります。私はこの曲のトミのドラムすごく好きなんですよね。この曲はライブ始まったぜ感ブワ~ってなります。
そして,楽器サポート隊が一旦はけての,悲しみの果てと星の砂。
バンドが再出発した曲と,バンドの初めての曲。どちらも意味深いなあと思いながら聞いていました。
しかし星の砂を10代の若さで作詞作曲した宮本さんの脳ってどういう構造してるんだろうか…と聞くたびに思います…
突然「あいむはんぐり~あんどあんぐりいいい……お口あんぐりいいいい」と宮本さんがうなり,i am hungry 。これからおなかすいたらこう言おうかな。
めっちゃライブ映えしますなこの曲…!
そしてななななんと夢のかけら!
イントロで変な声出してしまいました。まさか今日聞けると思っていなくて。この曲メロディーラインと詞が美しくてすっごく好きで。楽器隊も一緒に聞けるなんて…なんて贅沢なの……
からの風に吹かれて。
この曲は,今の私にとって勝手にですがすごく大事な一曲になっています。
というのも,4月から新生活が始まり,今までの甘えた生活から抜け出さなければならないからです。
「あたりまえに過ぎ行く毎日に恐れるものなど何もなかった 本当はこれで そう本当はこのままで 何もかも素晴らしいのに」
「さよならさ 今日の日よ 昨日までの優しさよ」
心に沁みすぎました。村山さんのキーボードの美しさもあいまって…
そして宮本さん石くん特製ムービー付きベイベー明日は俺の夢。
からの昔の侍,さらば青春,笑顔の未来へ,桜の花,舞い上がる道をの4コンボ!
このへんぶっちゃけ高まりすぎで瀕死状態でしたのであんまり記憶ないです…。
私がストリングス付きで聞きたかった曲たちをよくもまあこんなに立て続けにつめこんでくれたものですよ…
まさか昔の侍とさらば青春を生で聞ける日がこんなに早く来るなんて思ってもみなかったよ言ってよ(言わねえよ)…何この美しすぎる曲たち……
桜嫌い嫌い言うけどアンタ今たぶん日本の男で一番桜が似合ってるよ…
この辺で私は興奮しっぱなしのあまり語彙力と体力が尽きかけてきますがなぜかアラフィフのおじさんたちは演奏すればするほど元気になり若返っていくんですね~客席から吸い取ってんのかな~~
ズレてる方がいいと今を歌え。
男気ムンムンの曲を男気ムンムンで歌い上げた後,しっとりと丁寧な歌で会場を包みます。
そして,風と共に。
これ5億回くらい言ってるんですが,本当に本当に名曲だと思っています。
歌詞メロディー共に,激しさと優しさがこんなに絶妙に入り混じった曲あります?
初めて生で聞いた時死ぬほど号泣したことを思い出します。
この曲を30周年記念シングル,もといエレファントカシマシのボーカリスト宮本浩次の歌のふるさと「みんなのうた」のための曲に持ってくるあたりもうロマンでしかない。だからエレカシが好きなんです。
お金払うから全日本国民に聞いてほしい…本当に…
この日の風と共にはまた格別でしたね。
最後歌詞を間違えてしまったからかおかわりありましたね。贅沢でした。すぐ合わせられるバンドメンバーもサポートの方々も流石でした。
感動に打ちひしがれているところからの突然のガストロンジャー。
大サビ前,「だから胸を張ってさ,そう,うぉ~~~!!」のとこで腕振り上げるのが何回経験しても爽快過ぎます。
1部の締めくくりは俺たちの明日。
この曲の会場の一体感すごく好きです。この曲で頑張る力をもらえる人がたくさんいるんだろうなと思います。かく言う私ももちろんですが。
しばしの休憩後,黒シャツにお色直しをした宮本さんに率いられメンバー再登場。
男餓鬼道空っ風とこの世は最高!のアルバム「東京の空」コンボで2部の幕開けでした。
ライブ映えしますねこの2曲…!まあエレカシにライブ映えしない曲はございませんが。
この世は最高!で石くん成ちゃんのコーラスが聞けて私はとっても嬉しかったですね。
ところで「最高 最高 この世は最高 死ぬまでやめられねえ」って歌詞めっちゃかっこいいなあと思いました。なんか筆で書いて壁とかに飾りたい。
成ちゃんの爆イケベースが光るRESTARTが次に披露されます。
「俺は日本生まれの夢見る男」って宮本さんのためにあるような,それこそ代名詞みたいな言葉だなあとRESTART聞くたびに思います。辞書で「宮本浩次」って引いたら「日本生まれの夢見る男」って出てきそう。
てか30周年超えたベテランバンドが「ここからがRESTART」って歌うのバチボコかっこよくないですか????どうなってるの????
これもライブだともうよりかっこよかったです。
続いて,夢を追う旅人,今宵の月のようにと新旧バンドの代表曲が続きます。
個人的に思ってる事なんですが,夢を追う旅人を歌ってる時の宮本さん特に気持ちよさそうだなって常々思っていて。タバコをやめてより磨きがかかった自分の歌声を噛みしめながら嬉しそうに歌っている曲,っていうイメージがあります。根拠はないです。
今宵の月のようには,悲願の紅白で初めて歌った曲ということで,また一層大切な曲になりましたよね。
紅白も終えてより成熟した今宵の月のようにを,さいたまスーパーアリーナで聞くことが出来て本当に幸せでした。今でもよみがえるあの多幸感…
ここで少々話はそれますが,先日嬉しいニュースがありましたよね。
ドラマ「宮本から君へ」の主題歌をエレカシが担当することになりました!
曲名は「Easy Go」。
曲を先行視聴したずるいうらやましい音楽界の方々から早くも続々と太鼓判を押されていて,ファンの間でも期待が高まっていました。
新曲やってくれるかな~と,私もうっすら期待をしていました。
そしたらなんとやってくれました!
お次はEasy Goでした。
いや,やってくれたけど,くれたんですけど!
も,もっと,これから新曲披露するぜイエーイ感を出してから歌ってくれ頼むから!!心の準備が出来てない!!!!
あまりにもさらっと「あ,あの,一番新しい曲です聞いてください」でいきなり歌い出すから一同キョトンとしたまま曲が始まり,サビあたりでようやくみんな理解してうぉおおおってなる,という奇妙な光景でした(少なくとも私の周りは)。
新アルバム発売の話もあまりにもさらっと言うもんだから(これ言って大丈夫だったのか…?)って退場の時ビラ貰うまで心配してたんだからな…
そんな宮本浩次感満載のまま披露された新曲Easy Go。
ほんまにやばかった。語彙力はもう私には残っていません。ほんまにやばかった。
心のどこかで,30周年イヤーも終わるし忙しい1年だったししばらくはエレカシもゆっくりするのかなあなんてクソ呑気新参の私は思っていました。
しかしエレカシは止まらないようです。31周年目,更にギア上げてくるようです。もはや私は一度土に還ろう。すみませんでした。
やばいとすごいしか言えないんですけど,たぶんデビュー30年を過ぎて,メンバーの年齢も50歳を超えている,誰もが認めるベテランロックバンドで,このタイミングであんな挑戦的な新曲ぶちかましてくるのはエレファントカシマシぐらいじゃないでしょうか。
まだ止まらねえよ舐めんなこのスットコドッコイ!!!と100tハンマーで脳天殴られたくらいの衝撃でした。
今年もドキドキさせてくれるんだなエレカシは,と確信した瞬間でした。
そして3部,あなたのやさしさをオレは何に例えようです。
細かいですが私は曲名の「やさしさ」がひらがな表記なところがとても好きです。
楽器隊がいるからこそ光るこの曲。
1人1人フルネームで紹介するあたり宮本さんの誠実さを感じました。
ストリングス隊の紹介の時名簿を取り出し点呼とり始めた時は流石に腹筋が割れましたが。
成ちゃんとトミを「自慢のリズム隊です!!」って嬉しそうに言ってくれた時はじーんときちゃいましたね。
宮本さんの歌声と曲を最高に響かせてくれる楽器隊とバンドメンバーの皆様に本当に感謝だなあと思った瞬間でした。
そして(個人的)お待ちかね,so many peopleタイム。
ずっと生で聞きたくて。やってくれると信じてました!
so many peopleのサビの「オーイエ―!!」でこぶしを振り上げるという私の夢が叶いました。
そしてこちらも(個人的)お待ちかねの曲,友達がいるのさ!!
宮本さんにしか作れねえよなこの曲…ってなる曲はたくさんあるけど,てか基本そうなんだけど,中でもこの曲は宮本さんにしか書けない曲だと思っています。
語彙力なくした芸人に言わせてもらえば,激エモかったです。
「歩くのはいいぜ!走ったっていいぜ!前だって後ろだって斜めだっていいぜ!」と叫ぶ宮本さんは間違いなくオラのヒーローだ…と思いました。
そして,「大勢の前で弾き語りしたいってわがままを聞いてもらいました」的なことを言ってからの,宮本さん弾き語り,涙。
この公演だけでも187642937回くらい思ったけど,本当に歌が上手い。弾き語りだと特に歌声の美しさが際立ちます。
てか忘れてたけどあんなに歌って唸って叫んで飛んだり跳ねたりしてからの終盤こんなにきれいに歌えるって本当にどんな喉してるの…それこそ涙……
そして,エレファントカシマシ4人で,ファイティングマン!
この曲を披露している時の4人がやっぱり一番楽しそうだなって思います。
やっぱりこの4人がエレファントカシマシなんだっていつでも思える曲。
良い顔してるよ…よーーく見えたよ!!!!!
ほんとに最後の最後,アンコールで四月の風。
やっぱり宮本さん泣いてしまいましたね。
そりゃ泣くよ。
30年,結成から数えたらそれ以上,上り下りのエブリデイを乗り越えて,苦しみながら葛藤しながらも変わらぬメンバーでやってきて。
その軌跡を,満員のさいたまスーパーアリーナでお祝いしてもらえているわけで。
本当の本当に一部しか追えていない私でも,宮本さんの涙の重さは伝わってきました。
おめでとう。エレファントカシマシ。
そんなこんなでライブは終了しました。
アルバム発売とライブツアー(ライブハウスだと…???全国各地のホールとたまアリを埋めるバンドがライブハウス…??チケット難民コースじゃねえか……いやでも今のエレカシライブハウスで見てえこれは徳を積むしかねえ)も公式発表されて!おじさんたち働き過ぎでは!休んでね!でもありがとう!と嬉しい知らせが後を断ちませんね。
帰りはミュージアムも無事見れて良かったです。
本当に最高のライブでした。
石くんはいつも以上に目立ってた(宮本さんが目立たせてた?)し,成ちゃんのダンディズムは増していたし,トミの全力ドラムも安定で,宮本さんの喉も絶好調で。
何よりエレカシの4人が嬉しそうで,それを支えるサポートメンバーも,そして見守る客席も,あの会場にいる全員が幸せに包まれていた気がします。
本当にここ最近好きになった新参者の私が,あんなすごい場に,記念すべき場にいられたことに若干申し訳なさも感じつつ嬉しくてたまらなくて,奇跡だなって思いました。
記念すべき年に,エレカシに出会えて,好きになれて本当に良かったです。
素敵なライブをありがとうございました。またパワーチャージさせてもらいました。
そしてそして。
本日3月21日は,エレファントカシマシ31周年記念日。
おめでとうございます。
今年も,アルバムにツアーにフェス祭りと…止まらない4人に置いて行かれないように精一杯毎日生きて,応援させていただきたいと思います。
お体に気をつけて,これからも私のヒーローでいてください!
おわり
長文・駄文失礼しました。
あきやま